筋トレサプリの副作用に注意しよう
筋トレサプリを愛用している方は、副作用についても考えて摂取しているでしょうか?ただ闇雲にサプリを摂取して、飲むタイミングや量を誤ってしまうと副作用の症状が出てしまう事にもなり兼ねません。
筋トレサプリには、筋肉を育てる成分や疲労を回復させる成分、栄養に偏りが出ないようにバランスを保つ成分などが含まれています。どんな成分においても摂りすぎたり、取らなすぎたりといった偏りが見られることは、理想的な筋トレをすることをかえって邪魔してしまう事にもなってしまいますので注意が必要なんです。
副作用の症状には筋肉に直接症状が出てしまうもの以外にも、全身に症状が現れたり、毛髪や陰部の違和感、トイレに駆け込む必要が出てきてしまう緩みなどがあります。もしあなたが、今飲んでいる筋トレサプリでこれから説明するような成分や症状が現れた際には、もう一度筋トレサプリの使用方法を見直し、正しい利用方法に変換させていかなければなりません。
筋トレサプリの各成分の副作用とは
アナボリックステロイド
筋肉増強剤として注目されている成分の「アナボリックステロイド」は、強力で最速の筋肉増強剤として注目されています。通常の筋トレでも筋肉が20倍に育つと言われているため、筋肉をより早く育てたい方が購入することの多いサプリメントになっています。
アナボリックステロイドを飲むと多くの人が症状を起こす副作用が「男性ホルモンの低下」です。筋肉に全身の男性ホルモンが集中し、身体は不必要な男性ホルモンを抑制しなさい!もう十分すぎますよ!という注意のシグナルを発信します。それによって睾丸は男性ホルモンの生成を抑えてしまうのです。中には睾丸の萎縮が見られることもあるそうです。
また、全身に男性ホルモンが充満するためニキビができやすくなります。ニキビは顔だけではなく全身に広がりますので、痛みや痒みなどと闘うようにもなるでしょう。またやはり見た目にも衛生的なイメージはありませんので、筋肉ばかりが美しく育ったとしても魅力的に感じる異性は少ないかもしれません。
筋トレをどこまで行うのかにもよりますが、一般的にアスリートやボディビルダーでもない限りは、アナボリックステロイドを必要としない場合が多いです。急速に筋肉をそだててればそれなりの代償が付いてくるということを覚えておかなければいけません。
また、使用をやめれば機能は戻ってくるそうですが同時に筋力も落ちるため、調整するのにいくつものサプリを服用して体に負担を掛けることになります。強力なサプリには強力なサプリで対抗するしかありませんので、肝臓などへの負担も大きくなるといわれています。
BCAA
BCAAは必須アミノ酸の中のバリン・ロイシン・イソロイシンのことです。筋肉を作るタンパク質を構成するのがこのBCAAで、その半数を占めているといわれています。特にロイシンは筋肉のタンパク質が一手に代謝されることに役立つため注目を集めています。
筋トレ時にBCAAを飲むことでエネルギー切れを予防し、糖質代謝時の乳酸生成も抑えることができるので多くの方が愛用している筋トレサプリですが、これにも副作用はあります。
アミノ酸の過剰摂取には、肝臓や腎臓といった最終的な成分の排出経路に影響が出る場合がほとんどです。筋トレのレベルに合わせてBCAAを摂取しないと、過剰摂取になってしまうことがありますので十分な注意が必要です。
クエン酸
クエン酸は、筋肉の疲労回復に役立つ筋トレサプリとして人気の商品が多くなっています。しかし、クエン酸も大量摂取してしまうと思わぬ副作用に見舞われることがあります。
クエン酸の酸っぱさが筋トレ後や筋トレ中の乾いた喉に、スッキリした爽快感をもたらしてくれます。ついついゴクゴク飲みすぎてしまうという事もあるでしょう。適切な濃度で飲むのであれば、ただの水っ腹で収まることも多いです。しかし、濃度の濃いものを飲んでしまうと胃腸が弱っている場合は特に、腹痛や下痢などを引き起こす可能性もあります。
また、クエン酸の酸っぱさを緩和するために糖分が含まれている場合もあり、過剰摂取でだるさやのどの渇きを促進させてしまうということも考えられるでしょう。梅干しなどに含まれるクエン酸も筋トレの回復には有効ですが、大量摂取は塩分の過剰摂取にもなってしまいますので、やはり摂取する分量には注意が必要です。
クエン酸は一時的に副作用が現れても、最終的には体内から排出されるため、長期的に体に害がある訳ではありません。しかし、筋トレを効率よく行う上では注意した方がよいでしょう。筋トレの最中に何度もトイレに駆け込んだり、腹痛で力が発揮できないのは勿体ないですからね。
筋トレサプリの副作用対策とは
ご紹介した筋トレサプリの他にも、様々なサプリ成分があります。どれにも共通して言えることは、やはり用法用量をしっかり守って摂取することが必要ということです。
誰よりも筋肉を早くつけたい!もっと筋肉を育てたい!という気持ちから、むやみにサプリの過剰摂取をすると筋肉以前に、他の場所への健康被害が現れる可能性があります。また有効成分ばかりに着目して、配合されている成分を見逃すとアレルギー成分などによって反応が出てしまう人もいるかもしれません。
自分が購入しようとする筋トレサプリの配合成分はしっかり目を通すことが大切です。サプリに限った事ではありませんが、体に取り入れるものには目標摂取量などの決められた基準値が設けられています。最適な量の摂取で、筋肉をより綺麗に健康的に育てていけるのが理想なのではないでしょうか。
筋トレサプリで理想的な筋肉を作るには
筋肉に最適な食事をとる
筋トレをする際には、通常の食事にも気を配っていきましょう。良質なたんぱく質の摂取のために低脂肪・高たんぱくの食材を選んでいくように心がけると良いでしょう。鶏のささ身だけではなく、豚ヒレ肉や鶏胸肉・牛もも赤身肉などもおすすめです。また大豆製品なら生湯葉や納豆も毎日の食事に使えそうですね。魚介類ならマグロやカツオ・カジキなども最適です。
筋肉を作るにはビタミン類やミネラルも必要ですが、十分な量の野菜や果物を確保するのが難しい場合には、筋トレサプリを上手に活用してバランスの良い食事を心掛けましょう。
筋肉の疲れをとる
筋トレで筋肉にダメージを与えたら、その後は十分な回復を図らなければなりません。身体を冷やさず、血行促進を努めることがポイントです。また、クールダウン時にはストレッチや軽い有酸素運動を取り込んで、血流を上げ酸素を全身に流すメニューを取り入れましょう。
筋トレ後の入浴も効果的です。身体を温めると余計なエネルギーを生成しなくて済みますから、筋肉がゆっくり休めるようになります。また湯船につかれば浮力で筋肉への負荷が減ります。身体が温まって血流も良くなり、筋肉のストレスを解消することにも効果的なんです。余分な脂肪燃焼も期待できますから、より良い筋トレのアフターケアができるようになります。
また、十分な睡眠も大切です。睡眠時には成長ホルモンが分泌されます。動き疲れた筋肉を修復する大切な時間ですから、睡眠不足はいけません。特に成長ホルモンが分泌される22時~2時の間には就寝しているのがベストです。
さらに睡眠時に注意できるポイントとして、あまり体の沈みすぎない寝具を選ぶことも大切です。筋肉を作る前に腰痛などの症状が現れてしまっては元も子もありません。できるだけ高反発の寝具を選んで、筋肉が休まる方法を取り入れることにも注目してみて下さい。
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